よく起こるバイクトラブルとして、一番多いのがエンジントラブルです。他にも、シフトチェンジができない、バッテリーが上がってしまったなどのトラブルも発生しやすいです。快適なバイクライフを送るためにも、万が一に備えてよくあるバイクトラブルとその対処法について把握しておきましょう。
エンジンの調子が悪い(雨天や洗車後)
エンジンの調子が悪い原因としては、プラグキャップからの放電の可能性があります。エンジンを始動し、ドライバーの先端をエンジンヘッドに接触させたまま、プラグキャップとプラグコードの接合部分やプラグキャップヘッドの様々な箇所にドライバーを近づけてみます。
このとき、火花がドライバーに向かって飛んでいれば故障のサインとなるため、部品を交換しましょう。プラグキャップ付近での放電がない場合は、プラグコード・イグニッションコイルの点検が必要となります。
しばらく走ると止まる
「数キロ走る→止まる→数分後動く」これを繰り返すトラブルも多いです。この場合は、止まったときにガソリンタンクをチェックしてみてください。
ガソリンキャップのエアベントが埃や錆びにより詰まってしまい、タンク内のエアが抜けていないことが主な原因として挙げられます。きれいに清掃するか交換しましょう。
シフトチェンジができない
このような場合は、単にリンク部分の油切れが原因となっている場合が多いです。特に、洗車をよく行う方は注意が必要です。また、クラッチワイヤーが伸びている可能性も考えられます。ワイヤーが切れる前兆でもあるので早めに交換しましょう。
ブレーキの不調
ブレーキが不調の場合は、以下の3つの部品を確認しましょう。
ブレーキパッド
この部品が消耗するとブレーキの力が弱くなります。バイクは車よりも消耗が早いので注意しましょう。
キャリパーピストン
パッドがディスクローターを押さえることでブレーキがかかります。
この押さえるために重要な部品が、キャリパーピストンです。この部分の動きが悪くなるとブレーキがかかりづらくなります。押し掛けしたときにキーキーと音がなったら交換しましょう。
マスターシリンダー
油圧でブレーキをかけるバイクでは、この部品が圧力を高めています。ここに空気が入ってしまうとブレーキが効きにくくなります。エア抜きは1,500円程度で対応してくれるところもあるので、すぐに対処しましょう。
今回は、よくあるバイクトラブルについていくつかご紹介しました。安全のためにも、少しでも不具合を感じたらそのまま走るのではなく、点検・バイク修理に出すことをおすすめします。
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